黒小胴長犬物語。参。

まだ生まれて二ヶ月なのに、ペットショップでちゃんとお手とお座りは学んでいて、我が家に来てからは、おしっこの場所を覚えるのが初めてのお勉強でした。

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夜はケージの中に入れて「おやすみ」と部屋の明りを消してドアを閉めても、ちいさな身体を精一杯震わせて「あう~ん あうぅぅ~ん」と鳴いて私の母性本能をくすぐり、私はまた、自分の布団から出て、ジミニーの鳴く部屋の電気をつけて、ケージの柵にしがみつくように立つ、頭ばっかりのジミニーをそっと抱き上げ、ソファに座り「ねんね、ねんねぇだよぉ」と寝かしつけ、またそっとベッドに戻す…
それでもまた起きてしまうと、また抱き上げ…

…なんて、本当に過保護で、しつけも何にもなってない駄目な飼い主でした。

それでもジミニーは「ダメ」という言葉をすぐに覚え、叱られる時には上目遣いで怯えるように大きな瞳をこちらに向け、愛くるしい反省を見せました。

本気で怒っているつもりでも、まったく長続きせず、ついつい抱きしめてキスしてしまうような毎日でした。

ジミニー!
呼ぶと身体を転がすように跳ねながら跳んで来ました。
顔のわりに大きな耳が、ダンボのようにふわりふわり揺れました。

可愛い盛りは短い、とも聞いたので、出来るだけ写真に収めようとしても、とにかく動いて動いてうまく捉えられず、ある時、静止した!とシャッターを切ったら、なんとうんちの真っ最中で、冷や汗が映ってるんじゃないかと思うようなびっくりお目目のジミニーの写真は、何度見ても吹き出してしまいます。

日、一日、ジミニーは大きくなり、飼い始めて数日後、沖縄にロケで一週間家を留守にし帰宅した時には、別の犬じゃないかと思う程、顔が丸から細長な鼻の長い顔になり、急に大人びていて驚きました。

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一番成長の著しい時期を、私は一緒に過ごせなかったようで、ちょっと残念な想いでしたが、それはそれ。
生き物を飼うというのは、こんなことの繰り返しなんだろうな、と感じました。
生きるって、こういうことんだなって。
いろんなことが起きて当然なんだなって。
それを見つめることなんだなあって。

そしてジミニーはダックスフンドの性格の特徴、陽気でお茶目で、そして悪戯好きな部分がどんどんどんどん増していったのでした…っ。

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